こんにちは。
浦安くりた整骨院、院長でフットマスターの栗田です。
足の相談を受けていると、
「足の親指にタコができるんです」
という話をよく聞きます。
特に多いのが、親指の内側にできるタコです。
そして、
「タコができるので、定期的に削っています」
という方もいます。
もちろん、硬くなったタコを処置することは大切です。
ただ、私が気になるのは、
「なぜ、いつも同じ場所にタコができるのか?」
ということです。
タコを削って一度きれいになったとしても、しばらくするとまた同じ場所にできてしまう。
それなら、タコそのものだけではなく、
「その場所に負担がかかっている原因」
を考えてみた方がいいのではないでしょうか。
今回は、
外反母趾、足の親指のタコと歩き方
について、私が普段、足を見ていて感じていることを書いてみたいと思います。
親指にタコがあるということは、そこに負担がかかっている

足の親指の内側にできるタコ。
何度も同じ場所にできる場合は、そこに負担が集中している可能性があります。
そもそも、タコはなぜできるのでしょうか?
簡単に言えば、その場所に繰り返し刺激が加わるからです。
歩くたびに、
「圧迫される」
「擦れる」
といったことが繰り返されれば、皮膚は自分の身体を守るために硬くなっていきます。
ですから、
タコができている場所には、何か理由がある
と私は考えます。
例えば、靴が合っていない。
足の形に問題がある。
足のアーチが崩れている。
歩き方にクセがある。
こうしたことが考えられます。
その中でも今回注目したいのが、
歩き方です。
「親指でしっかり蹴って歩く」は本当に正しい?
歩き方について、
「最後は親指でしっかり蹴って歩きましょう」
と言われたことはありませんか?
確かに、歩行の中では足の指も使います。
しかし、
親指で頑張って地面を蹴れば、正しい歩き方になるのでしょうか?
私は、そう単純なものではないと考えています。
実際に足を見ていると、
「歩くときに親指にすごく力が入っていますね」
という方がいます。
本人は、それが悪いとは思っていません。
むしろ、
「ちゃんと歩こう」
と思って、一生懸命に親指を使っていることもあります。
ところが、その結果として親指の同じ場所に毎日負担がかかっていれば、そこにはタコができてしまいます。
つまり、
頑張って歩いていることが、足にとっては頑張りすぎになっている
場合があるのです。
親指に負担がかかるのは、親指だけの問題ではありません

ここが私が一番お伝えしたいところです。
親指にタコがあると、
「親指の使い方が悪いんだ」
と思ってしまいます。
外反母趾になれば、
「親指が曲がってしまったからだ」
と考えます。
でも、私はそこで終わらせません。
なぜ親指に負担が集中しているのか?
そこを見るようにしています。
例えば、立った状態で足を見てみる。
足首が内側に傾いていないか。
土踏まずはどうなっているか。
足の裏のどこに体重がかかっているか。
そして、実際に歩いてもらう。
すると、
「なるほど。だから親指に負担がかかっているのか」
ということが分かってくる場合があります。
足のアーチが崩れると、歩き方も変わる

足には、土踏まずなどのアーチがあります。
このアーチは、単に「土踏まずがある」というだけではありません。
身体を支えたり、歩くときの衝撃を受け止めたり、体重を移動させたりするうえで、とても大切な役割をしています。
ところが、このアーチがうまく機能しなくなると、足の使い方が変わってくることがあります。
足首が内側に傾いている。
足の内側に体重がかかりやすい。
歩くときに親指に力が入りやすい。
こうしたことが重なれば、親指周辺に負担が集中してしまうことがあります。
そして、
外反母趾と親指のタコが一緒にある
という方も珍しくありません。
もちろん、
「親指にタコがあるから外反母趾になる」
という単純な話ではありません。
外反母趾には、足の形や靴、遺伝的な要素など、いろいろなものが関係しています。
ただ、
外反母趾とタコを別々の問題として考えない
ことは大切だと思っています。
「タコを削っても、またできる」なら一度考えてみてください
以前、当院でも、
「タコを削っても、また同じところにできるんです」
という相談がありました。
こういう場合、私は、
「またタコができましたね」
だけでは終わらせません。
むしろ、
「どうして同じ場所にできるんでしょうね?」
と考えます。
タコを削る。
↓
きれいになる。
↓
いつもの靴を履いて、いつものように歩く。
↓
同じ場所に負担がかかる。
↓
またタコができる。
もしこれを繰り返しているのであれば、
タコを削ることだけでは、根本的な解決にはならないかもしれません。
以前ご相談に来た方も
「タコは皮膚科で削ってもらうのが治療と思っていました」
とおっしゃっている方がいました。
もちろん、タコの処置を否定しているわけではありません。
でも、
「タコができた場所」には、その人の足の使い方が表れていることがあります。
だから私は、タコを見るときには、
「どこにできているか」
だけではなく、
「なぜそこにできたのか」
を考えます。
外反母趾も「親指だけ」を見てはいけない

外反母趾についても同じです。
親指が曲がってくると、
「親指をまっすぐにしなければ」
と考えますよね。
テーピングで母趾を真っ直ぐにする治療法などは
まさにそれです。
もちろん、それも大切です。
ただしこれはあくまで応急手当てに過ぎなく
根本からの改善にはなっていません。
親指だけを見ていても、その人の足の問題がすべて分かるわけではありません。
私は、
足首から足の指まで、足全体を見る
ようにしています。
そして、
「この足で、この歩き方をしたら、どこに負担がかかるだろう?」
と考えます。
足の状態と歩き方。
そして、その足が毎日入っている靴。
この3つを一緒に見なければ、本当の意味で足の問題を考えることはできないと思っています。
歩き方を変えるだけでもダメ、インソールだけでもダメ

では、
「歩き方を変えればいいんですね」
と思われるかもしれません。
もちろん、歩き方は大切です。
でも、足の状態が大きく崩れているのに、
「歩き方だけ頑張って変えましょう」
というのも、私は少し違うと思っています。
反対に、
「インソールを入れれば大丈夫」
というのも違います。
インソールを入れたからといって、自動的に正しい歩き方になるわけではありません。
だから私は、
足・靴・歩き方
を一緒に考えています。
必要であればインソールを使う。
靴も見直す。
そして、歩き方も見直す。
どれか一つだけではなく、その人の足に合わせて考える。
これが大切だと思っています。

「親指のタコ」が教えてくれること
我々フットマスターは、足のタコを単なる「皮膚の問題」だけでは見ていません。
もちろん、タコそのものは皮膚にできたものです。
でも、そのタコが
「毎日どこかに負担がかかっていますよ」
と教えてくれている可能性があります。
特に、
「毎回同じ場所にできる」
「靴を変えてもできる」
「削ってもまたできる」
という方。
一度、自分の足を少し違う角度から見てみてください。
親指だけではなく、
足首はどうなっている?
土踏まずはどうなっている?
立ったとき、どこに体重がかかっている?
歩いたとき、どこに力が入っている?
履いている靴は本当に自分の足に合っている?
こうやって見ていくと、
「タコができる」という一つの現象から、
自分の足の使い方が見えてくることがあります。
いつまでも自分の足で歩くために

私は、整骨院を18年やってきて、そしてフットマスターとして足を見てきて、
あらためて
「健康は足から」
ということを強く感じています。
膝が痛い。
腰が痛い。
外反母趾が痛い。
足にタコができる。
こうした症状が出たとき、痛いところだけを何とかしたくなるのは当然です。
でも、
「なぜ、そこに負担がかかったのか?」
まで考えてみる。
そのためには、足を見て、靴を見て、歩き方を見る。
私はこれが大切だと思っています。
もし今、
「足の親指にタコがある」
「外反母趾が気になる」
「何度タコを削ってもまたできる」
「自分の歩き方が合っているのか分からない」
という方がいれば、
一度、ご自身の足をじっくり見てみてください。
そして、
「このタコは、なぜここにできたんだろう?」
と考えてみてください。
もしかすると、その答えはタコそのものではなく、
あなたの足の使い方や歩き方の中にあるのかもしれません。
足は、毎日休むことなく身体を支えています。
だからこそ、
痛くなってから考えるのではなく、
今のうちから、自分の足を大切にしてほしい。
それが、フットマスターとして私が皆さんにお伝えしたいことです。
「足・靴・歩き方」について気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
浦安くりた整骨院では、足の状態を確認したうえで、その方に必要なことを一緒に考えています。
いつまでも、自分の足で歩くために。
まずは、ご自身の足を知ることから始めてみませんか?
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