こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
12月末になり、今年もあっという間に1年が終わろうとしています。
寒い日が続いているせいか、私は先週風邪をひいてしまいました。世の中ではインフルエンザも流行っているようです。
この年末年始を楽しく過ごすためにも、皆さまも体調管理に気をつけてくださいね。
今年も残り数日です。1年を振り返る方も多いのではないでしょうか?
以前、私はこのブログで「足裏を確認してみませんか?」という記事を書いたことがあります。
今回はその時にあまり触れることができなかった爪の形の確認について記事にしてみようと思います。
爪は爪切りという作業が定期的にあるため足裏よりも確認する機会が多いかと思いますが、この年末であらためて見つめ直していただけたらと思います。

まず、爪について少し説明させてもらえれば、爪組織は爪の根元にある爪母(そうぼ)という部分で作られています。
爪は1日で約0.1mm伸びるとされ、手の爪の方が足の爪より速く伸びます。
冬は夏よりも代謝が低下する関係で伸びが遅くなるとされています。
足の爪はさまざまな外力を受けて変形するため、その変形からどのような外力がかかっているかが分かります。
爪や足の形が変わってきたら靴や歩き方を確認する必要があります。
爪や足が靴に圧迫されているかもしれません。
足に合わない靴、つま先を締めつけるハイヒールやストッキングでつま先を圧迫し続けると、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)になってしまいます。足先がゆるい靴、柔らかい靴も内部で動いてしまうため爪を圧迫してしまうため注意が必要です。
巻き爪は爪がだんだん巻いてきて皮膚に食い込むようになるものとされています。

陥入爪は爪が巻いていなくても、皮膚に食い込んで痛い状態のこととされています。

痛みが出ないで生活されている方はいますが、痛みが出る前に観察することとセルフケアを行っていくことが大切です。
また、爪の切り方、足指の使い方、靴選びを正しく行う必要があります。

爪の切り方は短く切りすぎる深爪にしないようにします。
爪をまっすぐに切り、両端を少し丸くするスクエアオフという形に整えることが望ましいです。
爪の長さは指の長さと同じくらいにします。

足の爪は体重を支える役割があり、指先にかかる負荷を爪がカバーしています。
そのため、足の爪が内側に丸まってきてしまう巻き爪になってしまうと足指に痛みが出てきてしまうことがあります。
立っている時や歩く時、足指に偏りなく体重がかけられていれば、爪が下から押されるため巻き爪になりにくいとされています。
そのため、運動不足や高齢になり歩く機会が減ってくると巻き爪や陥入爪になりやすくなってしまいます。
以前、「開けますか?足の指」という記事で紹介した足の指を動かす運動に加え、普段の歩行時には足の指でしっかり蹴り出すことで巻き爪の予防にもつながってきます。

この年末に足の爪切りをしながら、ご自身の足の爪を観察してみてください。
これまでいくつかあげたポイントが役立つかもしれません。
なお、痛みが出ている場合や気になることがある場合は必ず医療機関を受診するようにしましょう。
「てるてるとてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
足のお悩み、お気軽にご相談ください。
てるてるとてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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