こんにちは。
宮崎県都城市「整体院リバイヴ」代表/フットマスターの谷平真弥です。
今日は、体の各所の不調や よろしくない姿勢について、その根本原因を明確にしてまいります。
どうして膝痛や猫背になるの?
本来、踵は 床に対して垂直です。
しかし、足の筋力や柔軟性が低下すると、踵は内側や外側、あるいは両方に傾きやすくなります。
内側に傾いている場合を「回内足」、外側に傾いている場合を「回外足」といいます。


踵と膝は脛を通じてつながっているため、踵の傾きは膝に直接影響を与えます。
踵が内側に傾いている場合は、その上にある脛も内側に倒れます。結果、脛の上にある膝は内側へ動き、必要以上に捻じれます。
反対に体は外側へ傾くことで無理に体全体のバランスを保とうとします。
また、踵が内側や外側に傾くと、体を支えている骨盤の傾きも変わり、姿勢が崩れます。
そこで、姿勢を安定させようと無意識に踵重心になったり、足指に過度に力を入れる前重心になります。
踵重心になるのが「猫背」です。
踵重心になると、背中を丸め膝を曲げてバランスをとります。腰は曲がり、適度な反りはなくなります。
一方、前重心は足指に過剰に力を入れ腰をぐっと反らせて対応します。
今度は過剰な反り腰状態になります。いずれの状態も腰の負担は大きくなり、体の不調の原因となります。


土台である「足」の健康を維持するには?
上記で述べたように、本来、踵は床に対して垂直であるべきですが、骨の形状上、傾きやすくなっています。
その一方で足には踵の傾きを抑制する仕組みも備わっています。
それは、踵が傾きそうになったら足の前足部を使って、うまくバランスをとることで踵を真っすぐに保つ仕組みです。
つまり、踵が傾いてしまうのはこの「前足部」が使えてないからです。
では、なぜ前足部が使えないのか?
それは、足の筋力や柔軟性が低下し、正しく立つ(バランスポイント)と正しく歩く(新保式ウォーキング)が出来ていないからです。
前足部の筋力チェック
では、ここで前足部(足指)の筋力チェックをしてみましょう。
<グー>
- イスに座り、両足の裏を床につける
- 足指すべてをグーっと限界まで足裏側に丸める
・5本の指の付け根の骨がすべて出ている人→足指が使えている
・親指と小指は出ているが、それ以外は出てない人→足指があまり使えていない
・5本の指すべて出ていない人→足指がほとんど使えていない
<チョキ>
- イスに座り、両足の裏を床につけた状態で、足指すべてを甲側に反らす。
- 5本の指すべてを開き、パーの形にする。
- 親指だけ床に下ろす。
・親指が床までしっかりつく→足指が使えている
・親指は下ろせるが、アーチ(土踏まず)が崩れる→足指があまり使えていない
・親指がまったく下ろせない→足指がほとんど使えていない

足指を使えるエクササイズ
それでは早速、足指を使えるエクササイズを実践してみましょう。
親指ブリッジ
- 裸足でイスに座り、両足の親指の先端と踵のみを床につける
- 5本の指を踵方向に曲げ、土踏まずをできるだけ上げて、5秒キープ
ゆびのば体操
- イスに座り、片足の足をもう片方の太ももの上に軽く乗せる
- 反対側の手の指を、足指の間にふんわりと優しく入れ込み、組むようにする
- 手指を優しく握り、足の指を包み込むようにする
- 手のひらを動かすイメージで、足の指を甲側と足裏側のそれぞれに、5秒かけてゆっくり伸ばす
- この動作を片足で5秒ずつキープするのを、表裏あわせて往復10回(片足50秒)繰り返す
- 片足の足が終わったら、逆足も同じように行う
踵アップ
- 裸足で壁の前に立ち、足を肩幅に開く。体がブレないように、両手は壁につく
- 足指はしっかり床につける。そのままゆっくり踵を上げ、足指で立つ
- 踵が一番高いところまで上がったら、今度はゆっくり下げていき、床につくすれすれのところ(床まで1㎝)まで下ろす
- 再び踵をゆっくり持ち上げ、これを10回繰り返す
踵の傾きを安定させるために、足指のエクササイズを日常に取り入れてみてください。
また、足のことはもちろん、歩き方や靴選びのことなど、お気軽に我々フットマスターにご相談ください。
整体院リバイヴ
代表 谷平 真弥(フットマスター)
宮崎県都城市山田町中霧島3156−1
TEL 0986-77-5207
https://seitairevive.com
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