こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
連日猛暑が続いています。特に日中は危険な暑さですが、暑さ対策をされているでしょうか。
テレビでも連日熱中症に関連するニュースが流れているにも関わらず、熱中症で病院へ搬送されてしまう方は多くいらっしゃいます。
私は仕事で高齢の方とお話しすることが多いのですが、エアコンの使用や水分補給についての認識が不十分な方がまだまだ多い印象です。ご家族に高齢の方がいる場合は熱中症対策が行われているかどうかをしっかりと確認することをおすすめします。
この夏、プールや砂浜をサンダルや裸足で歩くことが多いと思います。
足裏に痛みは出ていないでしょうか。
もし、痛みが出ている場合、それは「足底腱膜炎」かもしれません。
足底腱膜炎とは、足底腱膜という足裏にある腱膜が炎症を起こした状態のことです。
足底腱膜はかかとから指先に向かって扇のように付き、土踏まずのアーチを支えています。歩行の際にアーチが沈みこむことで衝撃を吸収し、アーチが戻るときに蹴り出す力に変えてくれます。
足底腱膜炎は、かかとを中心として足の裏に痛みが出ます。
朝寝起きで初めて歩く時の一歩目や、長い時間座った状態から急に歩く際に痛みを感じやすくなります。
歩行や運動で足底に繰り返し負担がかかることが大きな原因とされています。そのため、スポーツによる足の使い過ぎによって起こることが多いです。
夏は裸足で歩く機会が多く、足底腱膜に負担がかかりやすくなります。
クッション性の低いサンダルで歩く際も同様です。夏休みの旅行ではいつもより歩くことが多いかもしれません。
履き慣れない靴の場合は足底腱膜炎に関わらず、足の障害を引き起こしやすくなります。
足底腱膜炎を予防するためには、足底への衝撃を吸収できるクッション性の高い靴を履くこと、体重の多い方は足底への負担を減らすために減量することが必要です。アーチを正常に保つためにインソール使用する場合もあります。
また、足の筋肉を柔軟に保つことで足底腱膜への負担が増えないようにします。
ご自身で行えるストレッチとマッサージを紹介します。
① アキレス腱ストレッチ
伸ばしたい方の足を後ろに一歩下げます。後ろの足の膝は曲げず、つま先はまっすぐにしてかかとは浮かさない。
前に出ている足の膝をゆっくり曲げていきます。アキレス腱の伸びを感じながら30~60秒程度キープ。
足を入れ替えて反対側も同様に行います。
② 足底腱膜マッサージ
手で足指をゆっくり反らせながら、足の裏をつかむようにして手のひらでよくもみほぐします。
反対側も同様に行います。
運動の前後やクッション性の低い靴を履いて歩いた後にストレッチやマッサージを続けていくことが大切です。
痛みが出た場合は慢性化しないよう、できるだけ早めに整形外科など医療機関を受診するようにしましょう。
「てるてるとてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
足のお悩み、お気軽にご相談ください。
てるてるとてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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