こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
今年は例年に比べて桜の開花が遅かったですが、4月下旬にもなると上里町でも桜はほぼ散ってしまってしまいました。
これから緑の鮮やかな季節がやってくると、大型連休が近づき旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。
旅行に行かれる際は飛行機や電車、車などに乗って行かれる方が多いと思います。大型連休ですと、海外や国内でも遠方が目的地になる方が多いのではないでしょうか。
せっかくの楽しい旅行中でも気をつけなければいけないことがあります。それはエコノミークラス症候群です。
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、足の静脈の血液がドロドロとなり固まりやすくなります。
また、足のふくらはぎなどに血栓ができ、足のむくみや腫れ、痛みが出ることがあります。
そして静脈内にできた血栓が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓症などを誘発する恐れがあります。
肺塞栓症になると、呼吸が苦しくなり、胸が痛くなって最悪の場合は命を落としてしまうこともあります。
予防のためには十分に水分を取ることと、軽い運動やストレッチ、マッサージなどが重要とされています。
以下の図を見ながら旅行中に足を動かしてみて下さい。
足のふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれています。筋肉が伸び縮みすることで筋ポンプ作用が働き、心臓に血液を送り出しています。
それに対して、同じ姿勢を長時間続け、ふくらはぎの筋肉が弛緩した状態でいると、血液が送り出せず留まってしまうことで血栓ができやすくなってしまいます。
上記の図の軽い運動やマッサージは仕事の合間でも活用できるかと思います。
また、同じ姿勢をとることでいうと、デスクワークの方はもちろんですが、立ち仕事の方もふくらはぎの血流が悪くなることで、浮腫やだるさを感じている方も多いかと思います。
ここまで、ふくらはぎの筋肉を働かせることの大切さを書いてきましたが、日々の歩き方でもふくらはぎを使うよう意識できると効果的です。
まずは、ガニ股や内股にならないよう足先をしっかりと前(進行方向)に向けて、かかとの少し前から地面につくことから始めてみましょう。このバランスポイントを意識して着地するようにしてみてください。
最初は意外と難しく感じるかもしれませんが、これを意識して行うことで歩行時のふくらはぎの筋肉は働くようになり、血流の改善が図れるようになります。
「てるてるとてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
足のお悩み、お気軽にご相談ください。
てるてるとてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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