こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
2024年は元旦から大変な災害や事故が続き、どのような年になっていくのでしょうか。
心よりお見舞い申し上げますと共に、1日も早い復興をお祈りいたします。
今年の干支は辰年で、出世や権力の年と言われ、多くの人が成功や成就を求める一年のようです。
ところで、辰は十二支の中で唯一の空想の動物で、様々な動物の特徴が組み合わさったもののようです。
辰のイラストを見ると、手と足が2本ずつで指が3~5本あるものが多く、何かをつかもうとするのか指を大きく開いています。
皆様の足の指は図の辰のように開くことができますか?
手の指は日頃からよく使うので意識されると思います。
しかし、足の指は靴下や靴を履いている時間が多く、見る時間が少ないため意識されることも少ないかと思います。
そのため、いつのまにか足の指の機能が低下し、変形や痛みにつながってしまう場合があります。
例えば、下の図のように「外反母趾」といって、足の親指が外側に曲がり、付け根側が逆に内側に出っ張ってしまうことで痛みがでてしまう方もいます。
合わない靴を長時間履いて足先が不自由になったり、間違った歩き方を続けることで、このように変形してしまいます。
また、足首の歪みや 足のアーチを保つ筋力が弱いことで変形につながるとされています。
変形が軽度で痛みなどがなければ、足の指のストレッチやアーチを保つための筋肉を鍛える運動を行うことで進行を予防することができます。
簡単なストレッチと運動を3つ紹介させていただきたいと思います。
① 足の指を手で広げるストレッチ
自分の手で足の指をつかみ、すべての指と指の間をしっかり広げて伸ばします。
② 足のグーチョキパー運動
左右とも10回ずつ行います。
・グー
5本の指をすべて内側に倒します。
・チョキ
親指だけ立てて、残りの指は内側に倒します。
・パー
足の指を大きく開きます。
足先の狭い靴を履いた時などはしっかり広げましょう。
③ タオルギャザー
椅子に浅めに座り、前の床にタオルを敷きます。5本の指を使ってタオルをたぐり寄せます。
指の付け根からしっかり曲げてタオルをつかむようにします。
かかとが浮かないように注意し、左右の足で5~10回行います。
外反母趾になると、足の親指の機能が落ち、歩行の蹴りだし動作の時に親指がしっかりと働かなくなります。
他の指や膝など他の関節に負担がかかると同時に、歩行バランスや歩行速度の低下につながっていきます。
今回はいくつかストレッチと運動を紹介させていただきました。「ながら」でできるメニューなので、休憩時間や帰宅後などに行っていただけたらと思います。
運動が難しい方はお風呂の中ででも、狭い靴の中で閉じ込められていた足の指を「今日も1日お疲れさま」と1本ずつ触ってあげて、ゆっくり動かしたり伸ばしたりしてあげるだけでもいいかと思います。
「てるてるとてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
足のお悩み、お気軽にご相談ください。
てるてるとてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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