こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
9月に入り涼しい日が出てきました。季節の変わり目で、夏の疲れも出てきて、体調を崩す方も増えています。体調管理に気をつけていきましょう。
さて、秋は新しい靴を買われる方が多いのではないでしょうか。
涼しくなりランニングを始める方、マラソン大会に出る方は新しい靴でタイム短縮とモチベーションupに。
秋冬のコーディネートに合わせる靴を探すのも楽しいですよね。
私も仕事で履いている靴がだいぶくたびれてきているので買い替えようと考えているところです。
先日、私たちの施設を利用している女性の利用者様が室内履き用の靴を買い替えていました。
その方がもともと履いていた靴は、フットマスターである私が見てもフィットしていて歩きやすいものでした。
しかし、その方は「脱いだり履いたりが大変なのよ」と話され、全体的に柔らかい素材の靴に変えてしまったのがとても残念でした。
また、利用者様のためにご家族の方が用意してくださる靴もサイズが合っていないことが多く、プカブカの靴で歩かれている方もいらっしゃいます。
高齢になるほど靴の選択に際して、「脱ぎ履きのしやすさ」や「柔らかさ」が優先され、「歩きやすさ」や「身体に優しい靴」は選ぶ際の理由に入らないことが多いです。
しかし、令和元年国民生活基礎調査によると高齢者が要介護状態になった原因の第4位に、「骨折・転倒」がランキングされています。
女性だけの調査だと第3位に「骨折・転倒」がランキングされています。
女性は骨粗鬆症になりやすいため、転倒すれば骨折してしまう可能性が高いです。靴に対して「歩きやすさ」といったことへの関心がもう少し高まってほしいところです。
来月の10月10日は日本転倒予防学会が制定する「転倒予防の日」となっています。
厚生労働省の転倒災害発生状況によると職場での転倒災害は、労働災害で最も多く、近年増加しています。
転倒災害は、その約6割が休業1か月以上と重症化するものも多く、特に50代以上の女性で多く発生しています。
若い方の場合ですと、靴の機能性、デザイン、値段などで選ぶことが多いと思います。
必ず試し履きをしてから購入することをオススメします。
足に合っていない靴を履き続けることで様々な足の障害や痛みを引き起こす可能性があるため注意してください。
出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」、令和元年国民生活基礎調査(厚生労働省)「介護が必要となった主な原因」
出典:「厚生労働省 転倒災害発生状況 労働災害の発生原因(令和2年) 年齢階層別労働災害発生率(令和2年)」https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000838431.pdf (参照 2022-09-10)
「てるてるとてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
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てるてるとてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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