こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
上里町では桜が散り始め、緑の葉が出てきています。桜の花もきれいですが、鮮やかな緑の新芽を見ると、パワーがもらえるような気がします。
新年度となり、新社会人となった方や新しい職場で働き始めた方も多いかと思います。4月は新しい1歩を踏み出す季節ですね。
さて皆さまは最初の1歩を出す際にどちらの足から踏み出していますか?
手に利き手があるように、足にも利き足があると言われています。
利き足は器用さが求められ、ボールを蹴る際の足、あぐらをかいたときに上にくる方の足、階段を上る方の足などの方法で判別できるようです。
普段は無意識で考えたことがないと思いますが、毎日の1歩が右からなのか左からなのかを確認してみると面白いかと思います。
ちなみに利き足と反対の足は軸足と呼ばれ、体重を支える方の足、姿勢を保つための役割があります。行列待ちや電車で立っているときには、軸足側の方に体重がかかっていることが多いのではないでしょうか。
このように足にも役割の違いがあるため、様々な左右差が発生し、立っている時や歩いている時にバランスが崩れている可能性があります。
私は仕事の場面で片脚立位の評価というものをよく行います。片足立ちでどれくらい姿勢を保っていられるかの時間を測定するものです。
上の図のように目を開けた状態で両手を腰に当てて、片足を前方にあげて、片足立ちの姿勢をとります。この姿勢の保持時間を測定します。
左右2回ずつ計測してみると、得意な足と苦手な足がわかることもあります。
(注:実施する際はつかまることができる場所で転倒に十分に注意してください)
ちなみに令和2年度に実施された「全国体力・運動能力調査」では、開眼片足立ちで65-69歳男性の平均が78.93秒、同じく65-69歳女性の平均が84.64秒と報告されていました。
若い年代の方が実施しても、上記の平均時間よりも短くなってしまう場合があります。
そのような方はバランスポイントに重心を乗せることができていないのかもしれません。
以下の図をご覧ください。
バランスポイントを意識していただくだけで、土台となる足首のねじれが減り、片足立ちの保持時間や姿勢の変化を実感できるかと思います。
日々の立ち方や歩き方には無意識の癖や習慣があり、自然と様々な左右差が生まれてしまっています。このような状態が続くと、身体の変形や痛みにつながってきてしまう可能性があります。
そうなる前の小さな変化に気づいていただき、早めの対処で予防ができるといいですね。
出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」、令和2年度全国体力・運動能力調査(スポーツ庁)「年齢別テストの結果、開眼片足立ち」
「てるてるとてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
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てるてるとてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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