こんにちは。
埼玉県の最北端、上里町の「フットマスター」理学療法士の戸張です。
6月になり、ここ数日は真夏日が続き、職場や自宅でもエアコンを使い始めました。
この暑さとともに、冷房に身体が慣れていないためか、仕事が終わった後はいつもよりも疲労感がありました。冷えすぎないよう温度設定が難しそうです。
関東地方は梅雨入りをまだしていないようですが、これからジメジメとした季節が続くとなると憂鬱になります。暑さと冷えに加えて、湿度も心身ともに影響が大きく、梅雨の時期は私もだるいような日が例年続いています。
仕事をしていると、梅雨の時期は「膝が痛い」、「何となく不調」という声をよく聞きます。
読者の方にもそのような症状は出ていないでしょうか?
調べるとこれは気象病というもので、気象病の中でも天候の変化によって痛みが出たり、痛みが強くなったりするもの、気分を障害されるものを天気痛と呼ぶそうです。
梅雨のように気圧や湿度、温度変化が続くと、これらの変化を身体が感じ、自律神経のバランスが崩れてしまうことが原因だと考えられています。
交感神経が優位になることで片頭痛や関節の痛みなどの慢性痛が悪化するとされています。
崩れた自律神経を整えるためには身体を動かすことと、生活のリズムを整えることなどが大切だとされています。
私は前回、「足裏を確認してみませんか?」という記事を投稿させていただきました。
足裏のこと、靴底のこと、O脚のことについて触れさせていただきました。
ご自分の足裏と靴底をのぞかれたでしょうか?
雨が続くこの時期に足裏と靴底のケアに充てるのもよいのではないでしょうか。
靴底がすり減っている方がいたら繰り返しになりますが、靴を買い替えましょう。どうして繰り返し書いたかというと、買い替えない方が多いからです。
私は今まで繰り返し伝えていた方がいるのですが、先日久しぶりにお会いした時にはまだすり減った靴で歩いていました。
その時も「買い替えなくちゃ」とご本人様は話していましたが、痛みや問題が出る前に買い替えてもらいたいなと願うばかりです。
O脚で膝に痛みが出ている方は変形性膝関節症かもしれません。
変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減り、痛みや腫れ、曲げ伸ばしの制限が出てきます。
O脚の方は、体重のかかる線が膝の関節の内側を通るため、軟骨が膝の内側からすり減りやすくなっています。
進行すると膝を動かしている間はずっと痛みが続き、階段の昇降がつらい、正座ができない、歩けないというように悪化していきます。
中高年から増え、特に女性に多いとされています。
変形性膝関節症を予防するためには、肥満にならないことや、膝周囲の筋肉、特に太ももの前にある大腿四頭筋を鍛えることが大切であるとされています。
雨や暑さで外に出られない時にも、自宅で簡単な運動やストレッチをしてみるといいかもしれません。また、膝をクーラーなどで冷やさないよう温めることがいいとされています。
梅雨と暑さが続くこの時期を、セルフケアの時間にうまく使えるようになるといいですね。
「リハガーデンてくてく」では、
美しさや若さを保つための姿勢矯正、正しい歩き方の指導、
足に負担をかけない靴の選び方などをアドバイスさせていただいています。
足のお悩み、お気軽にご相談ください。
リハガーデンてくてく
フットマスター 戸張俊(理学療法士)
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