こんにちは。
大阪市中央区の「フットマスター」宮本幸大です。
三度目の緊急事態宣言が発令されましたね。
自粛続きで苦労されている方も多いと思いますが、このようなときこそより一層健康意識を高めていきましょう。
今回は骨盤の歪みについてお話しします。
私の治療院には骨盤の歪みを気にされて施術を受けに来られる方がたくさんいます。
『骨盤の歪みを気にされている方は、骨盤以外は歪んでいないと思っていますか?』
答えは…もちろんですが他の部位も歪んでいます。
骨盤の歪みの前に骨盤の役割を考える必要がまずあります。
とても色んな働きをしている骨盤ですが一番大きな働きは上半身と下半身を繋ぐ役割をしてくれています。
よく骨盤は身体の土台と言われていますがこれは間違いで、正しくは身体の上半身と下半身の中間管理をしてくれるバランサーなのです。
ですので骨盤がいきなり歪むことはなく、一例ですが
足首を捻挫した
↓
足首をかばって歩く
かばって立つことで重心が左右のどちらか片側に乗っける
↓
骨盤の左右の使い方が変わってくる
↓
骨盤が傾く
という流れが出来ます。
この場合は歩くとき、立つときの重心に左右差が生まれています。そのバランスを保つために骨盤が傾き歪みが生じてしまします。
一般的な治療院ではそこで「骨盤の歪みが身体に悪影響を及ぼしているので骨盤の歪みを治しましょう」と言います。
しかしこのような場合、骨盤が歪む原因として「歩き方、立ち方」 が挙げられます。
骨盤はバランスを取るために傾いてくれています。
ですので骨盤の傾きが起きているからといって下手に骨盤をいじると、骨盤の歪みは一見整ったように見えますが実際は身体のバランスがより崩れてしまっているという状態になりえません。
【ではこのような場合どうしたらいいか】
歩き方を変える!です。
歩くという動作はとても複雑な全身運動をしています。
特に骨盤の動きは繊細で、ロボットなどでは人間のように歩くことはまだまだ再現が不可能とされています。
まずは 「バランスポイント」に重心を置くことを意識します。
大切なのは
前回の私のブログでもご紹介させていただきましたが お身体の土台である『足首』を整えること。
足首にとって一番理想となる位置「ニュートラルポジション」を保持して歩くことが大切です。
次に意識するのが膝を曲げずに踵から足を地面に接地すること。
膝を曲げると、膝を曲げた角度や左右の曲がり具合によって接地した際にズレが生じてしまうためです。
膝を伸ばすことで左右のバランスが取れた歩き方が可能になります。
意識した歩き方を身体に覚えさせることで、骨盤の歪みも自然と整ってきてくれます。
ぜひ皆さま、一生綺麗に歩き続けるためにご自身の意識を変えてみてください。
正しい歩き方、正しい靴選び、正しいインソールについては、お近くのフットマスターにご相談ください。
ビッグハッピーカイロプラクティック
フットマスター 宮本 幸大(姿勢科学士)