こんにちは。千葉県浦安市の「浦安くりた整骨院」
院長でフットマスターの栗田です。
当院にいただく,お子様に関するご相談の中で多いのが
「子供の外反母趾」です。
今回は,外反母趾になる原因を理解し,
しっかりとした対策をたてることにより
子供の外反母趾を悪化させず,
さらには改善させる方法をご説明いたします。
外反母趾の原因は母趾の付け根の問題だけではない
外反母趾というと,変形した母趾の付け根ばかりに着目されがちですが?
本当の原因はそこにはありません。
それでは,外反母趾の本当の原因はどこにあるのかを見ていきましょう!
〇外反母趾になる原因は足首の歪みによるアーチの崩れと歩き方
外反母趾でお悩みの方の多くが
写真①のように,
足首が歪むことにより内側に傾き,
土踏まずがつぶれて偏平足気味になっています。
しかも子供は関節が柔らかいために,
余計に内側に傾きやすく,偏平足になりがちです。
写真①
その状態で母趾で蹴りだす様な歩き方をするために
図②のように,母趾が外側へと押し出され,
結果的に外反母趾になっていきます。
母趾の内側にタコが出来ている方は要注意です。
よって,外反母趾を悪化させない,改善させるためには
足首の歪みを正し,正しく歩くことが大切になります。
図②
外反母趾の改善の方法
①正しい靴選び
前述したように,子供は関節が柔らかいため,
もともと足首が内側に傾きやすいので,
その予防にはしっかりとした靴を選ぶことが大切です。
特に成長期の子供の場合,
大きめの靴を買ってしまうことが多いですが,
大きすぎる靴を履くことにより,
靴の中で足が安定せず,
結果的に足のアーチが崩れる原因となります。
その他,靴底が柔らかい靴・薄すぎて衝撃を吸収できない靴を選んでいないか?
かかとの部分が柔らかい靴(しっかりと補強されていない靴)を選んでいないか?
などのほかに
靴底(アウトソール)を見たときに,図3のように
靴の中心がまっすぐな靴を選ぶことも大切です。
図3
(参考文献:『靴底の減り方でわかるカラダ診断』主婦の友社)
②正しい立ち方・歩き方を指導します
外反母趾の方の多くがつま先重心で立ち,歩いているので
まずは正しい立ち方(重心の位置)から練習していきます。
正しい重心の位置は“踵の少し前
『バランスポイント』を意識して立つことが大切です。
このバランスポイントをしっかり意識して立てるようになったら,
正しい歩き方『新保式ボールウォーキング』を行います。
(詳しくは各フットマスターにご相談ください)
正しく歩くことにより,外反母趾の予防だけではなく,
お子さんの姿勢も良くなります。
バランスポイント
③オーダーメイド矯正インソールの作製
外反母趾の改善のためには,
足元を安定させるために靴選びが重要とご説明しましたが,
足首の歪みを矯正し,崩れた足裏のアーチを元に戻すためには
『オーダーメイド矯正インソール』を使用することも大切です。
医学的見地から作製するオーダーメイド矯正インソール
矯正を目的としたインソールを使用することにより
骨格を矯正し,根本から外反母趾を改善していきます。
浦安くりた整骨院では,カナダのBi-Op社から認定を受け
インソール作製に重要な,フットプリントによる足の採寸
石膏による足型の採型などを行い
世界にったった一つしかない,お子様のためだけの
オーダーメイド矯正インソールを
責任をもって作製させていただきます。
カナダBi-Op社の認定証
石膏による足型の採型
子供のうちから正しい知識を持ち,正しい処置を行なえば
外反母趾の悪化を防ぐことができ,さらには改善され,
成長期におけるスポーツなどによる怪我の予防になるのはもちろん
身体の軸が安定し,体幹が安定するので,スポーツパフォーマンスも
上げることも出来ます。
そして,何よりも
将来的に足のトラブルで悩むことない人生を送ることが出来ます。
お子様が外反母趾でお悩みでしたら
ご相談下さいね!
外反母趾の改善のために
『テーピングやサポータが良いと思われている方は』
オーダーメイド矯正インソールが他のインソールと何が違うのか?と思われた方は
こちらをクリック「作り直しが必要なインソールでは効果が低い」