こんにちは。千葉県浦安市の『くりた整骨院』
院長でフットマスターの栗田です。
以前,『子供の歩育はじめませんか?』というタイトルで,
内股歩きになる原因として「ぺったんこ座り(W座り)」は良くない
というお話をさせて頂きました。
(参照リンク:『子供の歩育はじめませんか?』)
この座り方が成長と共に身体にどのような影響を及ぼすか
今回はもう少し詳しくご説明させて頂きたいと思います。
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前回も掲載したぺったんこ座り(W座り),大腿部に着目すると,
常に内側にねじれた状態,(股関節が内旋された状態)にあります。
この状態が長期にわたると,
股関節が内旋状態で固まり,歩行時もいわゆる“内股歩き”になります。
足をそろえて立った時に,膝のお皿が内側に向いている方は,これにあてはまります。
さらに,大腿部が内旋状態になると,骨盤が前傾状態(反り腰)になり,
姿勢不良を起こす原因となります。
反り腰の状態で,部活など激しい運動をするようになると
腰痛や膝痛などの怪我をしやすくなります。
また姿勢不良が続くと,自律神経の乱れを引き起こし
集中力が低下するなど,その影響は計り知れないものです。
余談になりますが,大腿部が内旋されると骨盤が前傾する理由は,
ご自身で立った状態で,足は地面に固定したまま,上体も動かさないようにしながら,
大腿部を内旋(内側に捻る)ように力を入れてみてください。
そうすると
お尻が後ろに持ち上がり腰が前傾するような力が働くのが実感できる
と思います。
話を戻して,大腿部が内旋し内股歩きになると,下腿部(すね)も内側にねじれ,
足の指先は反対に外に向く力がはたらき,足首にねじれを生じさせ
結果として,余計に足首が内側に傾きやすくなります。
その状態で歩行すると,足裏の内側のアーチ(土踏まず)がつぶれ,
偏平足になり,さらに外反母趾になりやすくなります。
足首と足裏のアーチの関係,アーチと外反母趾の関係は,
こちらをご覧ください
(参照リンク:『まだまだ誤解が多い?外反母趾になる原因』)
以上の過程をたどることにより,
常に足首が内側に傾いたまま歩行を続けると
最終的には,
膝より下の骨が外側に張り出すように見える,
『ひざ下O脚(もしくはXO脚)』
と呼ばれる変形を起こしやすくなります。
これが,ぺったんこ座りが内股を引き起こし,
成長と共にO脚・偏平足を引き起こされ,
腰痛,姿勢不良になる原因です。
ちなみにこのお話しは大人の場合でも同じなので,
特に若い女性でO脚でお悩みの方も参考にして下さい。
特に子供は骨がまだ柔らかいので,
変形もしやすいので注意が必要ですし,
早めに正しい処置を行なえば防ぐこともできます。
お子さんの歩き方が変だな?と思ったら
お近くのフットマスターまでご相談下さいね。
千葉県浦安市当代島2-2-1
くりた整骨院
院長 栗田 勝彦
http://kurita-seikotsuin.com/ (随時更新中!)
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