今年も残り1カ月きりましたね。
みなさんお変わりなくお過ごしでしょうか。
埼玉県富士見市のフットケアサロン「SunnyFoot」代表の看護師 斉藤香織です。
さて皆さん、健康寿命という言葉を聞いたことがありますか?
平均寿命とは「0歳における平均余命」のことで、 2022年における我が国の平均寿命は男性81.05歳、女性87.09歳(厚生労働省調査)です。
一方 健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。
2022年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳(2022年推計)となっています。
平均寿命と健康寿命の差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しますが、 男性で約8年、女性で約12年の差があり、この期間は介護や医療のサポートが必要な状態が多いとされています。
健康寿命を延ばすために日常の活動の基盤である『足元』を意識することが大切です。
1 歩行能力の低下と健康寿命
・歩行が日常生活に与える役割
歩行は生活の基本的な活動です。歩行能力が低下すると日常生活の範囲が制限され、他者との交流や活動機会が減りがちになります。これにより身体の活動量が減少し、筋力や柔軟性が失われという悪循環に陥りやすくなります。
・転倒リスクの増加
特に高齢者の場合、歩行能力が低下すると転倒リスクが増えます。転倒は骨折などにつながるだけではなく、入院や長期療養が必要になり、結果として健康寿命を短くしてしまう可能性があります。
2 足の健康が身体全体に与える影響
・姿勢やバランスの維持
足元の筋力や柔軟性は姿勢やバランスの維持に大きな影響を与えます。足裏の筋力が弱まり、足の変形(外反母趾や扁平足など)があると、体重のかかり方が不安定になり、全身のバランスが崩れ、全身の不調につながります。
・血行促進と循環機能
足(ふくらはぎ)は「第二の心臓」とも言われるように血液の循環を助ける役割があります。ふくらはぎの筋肉がしっかりと機能すると、血液がスムーズに心臓に戻りやすくなり、むくみの改善や冷え性の防止にもつながります。血行が良くなると新陳代謝が活発になり、 健康全般に寄与します。
3 足元のケアが健康寿命を延ばすポイント
・適切なフットケア
定期的に足の状態を確認し、足の爪や皮膚、足裏の状態を整えることで、歩行しやすい状態を保てます。特に外反母趾や巻き爪などのトラブルは歩行のバランスが崩れやすいため 早めに対処する必要があります。
・正しい靴やインソールの選択
正しい靴やインソールを選ぶことで、足元が安定し、姿勢も良くなり全身の不調を改善します。これにより長時間の歩行も楽になり、日常の活動量が増え、健康寿命の延伸につながります。
足元の健康は、歩行や運動の土台として、身体全体の健康に直接的に影響を及ぼします。
年齢に関わらず、足元をケアすることは健康寿命を延ばすための重要な要素です。
私たちフットマスターはオーダーメイド矯正インソールで足元の健康さらには
健康寿命の延伸に取り組んでいます。
是非お近くのフットマスターまでご相談ください♪