薬局で 歩き方や靴の選び方、ヨガポーズをお伝えしている ちょっと変わった薬剤師の池上です。
薬局で薬剤師として働きつつ、フットマスター・ヨガインストラクター活動を行っているのには訳があります。
腰痛や膝の痛み、手足のしびれを何とかしたくて 何年も通院し何種類もお薬を使用しているのに、症状が改善されない症例があります。
身体が痛いから運動制限をかけて外出を控えたり、それまで行っていた運動を控えることで運動習慣が減り、体重コントロールが難しくなり 糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。病気が増えることで薬も追加され、服用する薬が多い状態【ポリファーマシー】と呼ばれる現象がおきます。
服用する薬が多くなればなるほど、薬同士の作用が強まったり、逆に弱くなって効果が出なくなることがおきるため、体にとっては本来治療で使っている薬が、治療に悪影響を及ぼすことがあります。
もちろん薬の全てが悪いわけではなく、必要な時に必要な薬で症状を和らげることができるなら それが一番です。
生活習慣が病気を引き起こしているのであれば 生活習慣を見直すきっかけをお伝えし、その方が少しでも良い方向に向かうよう自分に何ができるか考えていった結果【歩き方・身体の使い方】に行き着きました。
薬に頼りすぎない医療、関わるその人が その人の人生を謳歌するお手伝いをすることを目的に現在活動をしています。
「膝の痛み」の原因は
意外なところに?!
薬局に来られる方で、日課で一日8000歩という男性70代の方がおられます。
なぜそんなに歩くのか理由をお聞きすると『健康の為に』行っておられるのだそうです。
ですが 実際には8000歩も歩かない 5000歩程で膝が痛むとのこと…
ご本人は健康診断の結果を良くしたいから体重を減らすために運動をする。
ですが 歩けば歩くほど膝は痛みを感じながら、自分の身体を痛めながら目標達成のために痛みを我慢してまで歩かれます。
すこしでも痛みを軽減できないかと、その方の歩き方を観させてもらい、気付いたことがあります。
足のつま先が 進行方向に向かって「外側」に開いて歩いている
いわゆる【がに股・膝が先に出る歩き方】でした。
実際にそのように歩いてみると、先に出した脚の膝内側にひねりと痛みを感じます。
膝頭を正面を向けて歩くと 膝の関節はスムーズに可動しますが、つま先が外を向いた膝に【ひねり】が足された動きは 膝関節に痛みを感じる歩き方となります。痛みの原因、意外なところは爪先の向きでした。
新保式ボールウォーキング
足の中指を正面に向け、膝は曲げずに前に出した脚のバランスポイントに体重を移動させて歩く。
実際にその方に歩き方をお伝えしたところ 膝に痛みを感じることなく歩かれておられました。
歩き方も重要なのですが、人は足首の骨格上知らず知らずのうちに土踏まずが落ちて足首がゆがんだ状態で歩きます。
そうなることで足元がすでにズレてしまってい 膝、腰、肩へと 土台から影響が全身へと広がってしまいます。
ではどうしたら良いのでしょうか?
オーダーメイド矯正インソール
骨格上の問題を改善するオーダーメイドインソールはその方の足首の状態を診断したうえで、足の石膏を取りそれをもとに作成します。
足首の最も良い状態で石膏を取りますので、出来上がったインソールはその方だけの一点もの。靴に入れて歩く事で足元から歪みを補正できるので歩く事が最高の治療となります。インソールを入れ、この先長く歩く事で得られる健康を享受してもらえたらと考えております。
全国のフットマスターは 足元から健康をサポートすることに全力を傾けております。お身体の不調の原因がもしかしたら足首にあるのかも?とお思いの方は ぜひ全国のフットマスターにご相談頂き、明るい人生のきっかけにしていただけたら幸いです。
また 私も松本市で薬剤師をしながら 日々大切なお客様に「足の大切さ」をお伝えしております。
正しい歩き方、正しい靴選びはもちろん、お持ちの靴でインソールのご試着もできますので お気軽にご相談ください。
ほんじょう薬局 薬剤師
フットマスター 池上 宜芳
yoshi-yoshi-0221@outlook.jp