いつもお世話になります!
季節も移り、春が近づいてきました。
暖かく過ごしやすい反面、花粉の季節になると鼻詰まりなど辛い日々がやってきます…
そこで、今回は「呼吸」についてお話ししていきます!
呼吸がし辛くなる要因として、一つは「姿勢」です。
姿勢の崩れとして、まずイメージにあがりやすいのは高齢者の“円背姿勢”ですね。
円背になると、胸や肋骨が丸くなる状態で筋肉や関節が固まってしまいます。
背骨を反らしたり真っ直ぐ体を起こす力が弱くなると、酸素を体内に取り込む事が難しくなくなります。
円背姿勢になると、脊柱後弯と共に体幹屈曲、下肢が軽度屈曲位となり、この姿勢を保持するために常に体幹や下肢の筋群の過剰収縮(筋肉が必要以上に頑張ってしまう)を行わなければならなくなります。その為、体幹、下肢の末梢組織での酸素量が高くなり、一回拍出量あたりの末梢組織に取り込まれる量の酸素が高値となるようです。
結果、呼吸が難しくなり、息苦しくなりやすい状態になります。
また酸素が体内を循環する事で、脳の働きを良くしたり、筋肉を動かすために必要な要素となります。呼吸が難しく体の中の酸素が少なくなれば筋肉の働きも悪くなってしまいます。
二つ目は「自律神経」による影響です。
自律神経とは、内臓や血管など生命を維持するために必要な機能をコントロールしています。その中でも自律神経は交感神経と副交感神経の2種類に分かれます。交感神経は、神経は体の活動を促す「エネルギー消耗型」の神経で、動物本来の“闘争・逃走”に伴う反応をもたらす。副交感神経は内臓・諸器官をリラックスさせる「エネルギー 保存型」の神経である。例えば、恐怖や緊張を感じると 交感神経が働き、睡眠や休息をとる時に副交感神経が働く。このように、2つの神経は次々に変化する体内や外部からの刺激に反応して自動的に切り替わり、臓器や器官の働きを調節してバランスをとっています。
この2つがバランスよく働くことで、私たちは元気に過ごす事が出来ます!
姿勢が崩れると呼吸がし辛くなり、自律神経の乱れにも繋がりやすくなる可能性があります!!
この「姿勢」「呼吸」「自律神経」をひとまとめに整えるヒントは やはり “足首” にあります。
足首の“捻れ”から
足首(距骨)の歪みが骨盤の後傾に影響
↓
骨盤の延長線上にある背骨が曲がり、猫背のようになる(円背姿勢)
↓
猫背になり首や肩の筋肉も過剰に引っ張られてしまう
↓
これらを整えるには土台となる、足首を正しい位置に戻してあげる必要があります!!
しかし、姿勢のコントロールは“無意識”のうちに調整されています。
では、自己の意識を変える事、そしてポイントを調整できるとしたらどうでしょうか??
インソールを活用してバランスポイント(『かかとの少し前で 内くるぶしと外くるぶしを結んだ真ん中』あたり。まずは 立つ時も歩く時も このバランスポイントに重心を置くことを意識)を意識する事も姿勢保持には大切です!
我々はその方にとって一番ニュートラル(最も良い位置)な足首の位置で石膏で足型をとる、フットマスターのオーダーメイドインソールを作成致します。
それに合わせて、靴選びの相談や歩き方・立ち方の指導なども行っております。
我々“チームフットマスター”は、
幅広い知識や専門性から歩きの指導や靴選び、
インソール作成を行い皆様の健康を足元からサポート致します!!
是非ともお近くのフットマスターにご相談ください。
リハガーデンてくてく
http://shinya-tekuteku.jp
フットマスター 井浦 優太朗(作業療法士)