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埼玉県のフットマスター井浦です。
9月に入り台風シーズンに突入した中ですが…
少し涼しく日中もウォーキングや、徐々に秋も深まり山の中をハイキングなど楽しめる季節が到来しますね!
私が勤めているデイサービスでも、80代、90代になっても毎日お散歩をされている元気な方々がたくさんご利用されております。中には畑仕事と合わせて毎日1万歩歩かれる方もいらっしゃいます。
勿論、体力や持久力を高める為にお散歩など有酸素運動を行う事は良いと思いますが、“非効率的な動き方”や“足に負担が掛かった状態”で繰り返していたらどうなるでしょうか??
特に高齢者で負担の掛かった状態として多いのは「外反母趾」です。
外反母趾とは、「母趾の付け根(母趾MTP 関節)が小趾の方向に曲がった状態(外反)」です。
症状は、母趾の付け根の疼痛・腫脹・発赤、たこ、中足痛、アーチ低下によるバランス低下、足部機能低下による膝・股関節・腰の痛みなど様々です。
外反母趾が進行すると、足底の第2・3付近や第2趾背側のたこ、第2趾背側部痛、第2MTP関節の脱臼が生じます。
外反母趾の原因には、生まれながらの解剖学的な特徴である遺伝的な要因と、生活習慣が大きく関わる非遺伝的な要因があります。
中年以降の女性に多く発症しますが、最近ではハイヒールが原因の外反母趾が20~30歳代の女性に多く見られます。
それだけ、身近な症状で悩まれる方も多いのではないでしょうか??
症状として、しびれや神経痛が引き起こされることもあります。このような症状が生じると、負担のかかる歩行や動作を避けるようになり、筋力の低下が生じて扁平足や開張足を悪化させ、さらに外反母趾を悪化させてしまう事があります。
外反母趾には保存的な治療と手術による根治治療がありますが、多くは保存的治療が選択されます。その保存療法では痛みに対して、消炎鎮痛剤や湿布などが用いられます。
また、外反母趾を矯正するための装具や足のアーチ構造を守るための“インソール”などが用いられます。
では、その“インソール”はどの程度効果があるのか気になりますよね??
『外反母趾ガイドライン』によると
「疼痛部位、破綻しているアーチ構造に考慮した装具を装用すれば外反母趾症例のほぼ50%以上に徐痛効果を期待できる」とされており、“本当に”その人の足の形に合ったインソールを使用すれば普段は軽減できるはずです。
歯の矯正をする時に「なんとなく合った形の物」を使用するなんて事は無いですよね??
同様に足の形も、その人によって大きく変わります。
そこで必要なのは、オーダーメイドで作成されたインソール。
我々はその方にとって一番ニュートラル(最も良い位置)な足首の位置で石膏で足型をとる、フットマスターのインソールを作成致します。
それに合わせて、靴選びの相談や歩き方の指導なども行っております。
我々“チームフットマスター”は、
幅広い知識や専門性から歩きの指導や靴選び、
インソール作成を行い皆様の健康を足元からサポート致します!!
是非ともお近くのフットマスターにご相談ください。
リハガーデンてくてく
http://shinya-tekuteku.jp
フットマスター 井浦 優太朗(作業療法士)