長野県松本市にあります、ほんじょう薬局で勤務している フットマスター薬剤師の池上と申します。
薬局を利用される方の中に
『腰や膝の痛みを何とかしたい』
『腰痛で鎮痛剤が手放せない』
『腰痛からくるしびれの薬が効果がなくて変更してもらった』
と お身体のどこかしらに痛む場所をお持ちの方がおられます。
薬局ですので 数回は利用して頂き、その後症状が改善し利用しなくなっていくのが本来の治療なのですが、毎月、そして何年も通われる方が少なくありません。
何年も通ってくださった方の中には、ご自身はお身体の痛みから移動もままならないので薬局には来ずに代理の方がお薬を取りに来られることもあります。
平均寿命と健康寿命
長野県というと「長寿県」としてのイメージがおありかと思います。
実際に 厚生労働省が5年ごとに人口動態統計調査と国勢調査データを用いて都道府県別の男女平均寿命ランキング2015年ランキングでは、長野県の男性平均寿命第2位(81歳)、女性平均寿命第1位(87歳)と上位におります。
このことは素晴らしい事なのですが
介護を受けず、寝たきりにならないで自分で生活が可能な健康寿命といった視点で見てみると男性健康寿命は20位(72歳)、女性では27位(74歳)となり、長生きではあるが何らかの疾患を抱え誰かのサポートが必要な時期が長いといったことも見えてきます。
長野県人はマジメ?
健康の為にと 毎日8000~10000歩のウォーキングを日課にされている男性70代の方が薬局を利用されておられます。
毎日継続されているので本当にすごいと思いますが、その方から『体重が徐々に増えている』『8000歩あたりから膝が痛くなる』『血糖値が下がらない』といったお声を頂くことが多いのです。
運動をされているのに効果が得られずにお身体を痛めてしまう。
運動が健康に良いから同じやり方を何年も続け痛みが出てしまう。
体は痛むのにお薬で痛みを軽減してまで運動を行ってしまう。
薬局で働いていると そのような方が少なくないと思えるのです。
健康のためにと 痛みを抱えながらも運動を続け 歩けなくなってしまっては本末転倒な話だと考え、2022年1月より長野県でウォーキング講座を行うことにしました。
ヨガインストラクターの方とのコラボレーションで立ち上げた企画です。
新保式ボールウォーキング講座
『かかとの少し前、内くるぶしと外くるぶしとの真ん中、バランスポイントを意識して歩きます。』南青山『足から治療院』クレアーレの院長 新保泰秀先生をお招きして行うウォーキング講座で先生のトークにも熱が入ります。
『我々の足首は骨格の構造上、土踏まずのアーチが落ちて必ず歪み、お身体の不調の原因となります。』
講座を受けている方々がうなずき、新しい考え方からウォーキングのこと、普段の移動手段としての歩行についてを学んでいる姿はまさに真剣そのもの。
歪んでしまう足首のことを理解せずに毎日1万歩も歩くことで体を痛めてしまっていたこれまでのウォーキングと、歪むとわかっているからこそ対処ができるオーダーメイドインソールと、楽に歩けるウォーキング方法と身体の使い方、ご自身にあった靴の選び方を懇切丁寧に指導される新保先生をお招き出来ることは健康寿命の延伸につながると考え、多くの方の助力を得てすでに4回開催されており、ご参加いただく方からは喜びのお声を頂戴しております。
フットマスターである私は インソール作製にて石膏で皆様の足型をとらせていただきました!
新保泰秀先生をはじめ、全国のフットマスターの先生方は足元から健康をサポートすることに全力を傾けておられます。お身体の不調の原因がもしかしたら足首にあるのかも?とお思いの方はぜひ全国のフットマスターにご相談頂き、明るい人生のきっかけにしていただけたら幸いです。
また 長野県にお住まいの方、ご家族や大切なお知り合いが長野にいらっしゃる方は、いつでもお気軽にご連絡ください。
ほんじょう薬局 薬剤師
フットマスター 池上 宜芳