今年の冬もあと少し。
今しばらく寒い日が続きます。
冷えが気になる女性なら誰しも気になるのが「温活」。
「温活」には 何をすれば効果的でしょう。
「温活」といえば?
お身体を温める食材を食べる、体温より冷たいものを飲まない、というように
「食べるもの(食材)」や「食べ方」を思い浮かべるかと思います。
たしかに「食べるもの(食材)」や「食べ方」は大切なのですが、
温かい血液が 全身に行き渡ってこそ冷えの解消になります。
血液が流れる血管のほとんどを占めるのは毛細血管です。
毛細血管の直径は8~20マイクロメートル程度といわれています。
1マイクロメートルは0.001 ミリメートル。
1ミリの1,000分の1という細さの、目に見えない血管がアミの目のように
全身に張り巡らされているのです。
このように毛細血管はたいへん細いため、
ほんの少しの圧力や摩擦などの外的刺激や、ストレスなどの心的刺激など、
さまざまな要因によって 血流が減少して 血液が通わなくなってしまいます。
お身体のすみずみまで、酸素や栄養が行き渡らなくなることが
「冷え」を生み 不調の原因となっているかもしれません。
血流が減り 最終的には消滅してしまう毛細血管は「ゴースト血管」とも呼ばれています。
血流をよくして「毛細血管のゴースト化を防ぐ」ことが
「温活」の目的と言えるのではないでしょうか。
「温活」を効果的にしたいなら まず 血液循環を良くすることを考える。
「足元が冷えるためにヒーターを足元に置いたものの
なんだかボーッとして身体が重くなりました。」
このような お話をうかがいました。
血液循環が弱ければ 温めた部分だけ温度が上昇して
ボーッとしてお身体が重い気がするということになります。
足元が冷える時期には ヒーターで暖をとりたいところですが、
座ったまま動きのない状態が長い時などは、
ヒーターの熱ではお身体を温めすぎてしまうのかもしれません。
「ゆっくり湯船につかる」もしくは「足湯」なども
やさしくお身体を温めるのによい方法です。
どちらも20分程度で、じんわりとお身体の奥まで温まってくるでしょう。
毎日1回でも、全身を温めることは 血液の通り道を増やすことにつながります。
では 日中に血液の循環をよくする方法は?
実は 効果的なのは「足首を正しい位置に整えて 正しく歩く」という方法です。
足の血液循環を左右するのが「ふくらはぎの動き」です。
ふくらはぎの筋肉はポンプの役割をして、足先の血液を循環させてくれます。
歩く事は、誰もが無意識に毎日繰り返していますが、
歩く時にどれだけふくらはぎが動いているでしょう?
脚の後ろ側の筋肉を使い正しく歩けば、「歩く」という日常動作で血液循環をよくする事ができます。
「足が冷える」「ふくらはぎがカチカチ」といった方は、
歩き方をチェックしてみてはいかがでしょうか。
その際に大切になるのが「足首の位置」です。
足首には一番いい位置があり「ニュートラルポジション」といいます。
足首が「ニュートラルポジション」にあると
ふくらはぎが大きく動いて 血液循環が良くなります。
人間の身体は繊細で足首が「ニュートラルポジション」から
ほんの少しズレただけでも ふくらはぎの動きは変わるのです。
そして、人間の足首は立って荷重がかかると歪む構造をしています。
その足首の歪みを解決できるのが
我々フットマスターが作る「オーダーメイド矯正インソール」です。
足首は立つと必ず歪むので、ベッドに寝て頂いた荷重のかからない状態で
石膏で型をとって作成しています。
骨格にあわせて作るので 一生作り変える必要もありません。
また、インソールを履くことで 足とお身体共に無駄な力が抜けるようになると
足先の毛細血管の血行もよくなるので 冷えの症状の改善もみられます。
足首のニュートラルポジション、その位置によってふくらはぎの動きが どれほど違うかを体験してみたい方、
正しい歩き方を知りたいと思った方、オーダーメイド矯正インソールはどんなもの?と思われた方は、
お近くのフットマスターにお問い合わせいただければと思います。
「足首」を正しい位置に整えて 正しく歩き 冷え知らずの足になり、
血液循環のよい 不調知らずのお身体になっていく。
これこそ まさに効果の出る「温活」なのだと思います。
南青山『足から治療院』Creare
スタッフ 後藤寿美子
https://disciple.minamiaoyama-foot.com