こんにちは😊
栃木県小山市のフットマスター福田です。
本日はコロナの影響で慢性痛の悪化、倦怠感や集中力の低下など
自律神経系の不調を訴える人が多くなってきているので
自律神経についてお話しますね。
自律神経とは 交感神経と副交感神経の2つの神経の事を言います。
そして交感神経と副交感神経はバランスが非常に大切です。
大切なので念を押してもう一度言います。
交感神経と副交感神経のバランスが非常に大切です。
自律神経のどちらかが高いことを優位と表現します。
交感神経が高い人を交感神経優位、逆に副交感神経が高い人を副交感神経優位と言います。
交感神経優位になると血管が収縮して血液の流れを速くします。
副交感神経優位になると血管が弛緩して血液の流れが遅くなります。
例えば、ある日森の中でクマさんに出会ったとします。
この時危険から身を守るために交感神経優位になり
筋肉に速く血液を流し素早く動ける状態を作ります。
もしこの状況で副交感神経優位状態だと 素早く動く事が出来ず危険から身を守る事は出来ません。
こう聞くと 交感神経優位状態を常に作っておけばいい
と思われる方もいるかもしれませんが
交感神経優位状態が長引くと お身体に不具合が生じてきます。
血液の流れが速い事で心臓にはかなりの負担がきます。
走った後心臓がドキドキするすると思いますが、
それが常にだったら 心臓疲労で命の危険に及びます。
なのでこの状態を落ち着かせる為に 副交感神経優位となって体を休めるのです。
現代はストレス社会と言われ自律神経失調症と呼ばれる疾病まであります。
交感神経優位を改善する方法を紹介している人はいっぱいいます。
ですが最初に言った通り交感神経と副交感神経はバランスが重要です。
どちらが優位になりすぎてもダメなのです。
当院では コロナの前は交感神経優位によるお身体の不調を訴える人が多かったのですが
コロナの後から 副交感神経優位によるお身体の不調を訴える人が多くなりました。
副交感神経優位で症状が出てるのに
副交感神経を高める事をするので当然不調が増えます。
交感神経優位の人は副交感神経を高める事を、
副交感神経優位の人は交感神経を高める事をして、
交感神経と副交感神経のバランスを整える必要があります。
ここで問題は 自分が交感神経優位なのか副交感神経優位なのかという事です。
当院で治療をすればわかる事ですが
すべての治療院で判断が出来るわけでは無いので
どちらのタイプでも有効な方法を教えておきます。
それは正しく歩くという事です。
フットマスターの治療院では必ずお伝えしている健康法です。
何故正しく歩くことでどちらにも対応できるのか説明します。
それは 歩くという事が中立だからです。
交感神経優位で歩くとなると それは走るという事です。
逆に 副交感神経優位で歩くとなると ゆっくりなので止まるということになります。
正しく歩くとは
走るほど速くもなく止まるほど遅くもない状態の事です。なので中立です。
そしてこの中立を崩さない歩き方で
歩くことでお身体の調整作用が働き 自律神経のバランスを整えてくれるのです。
中立を崩さないで歩くには
膝を曲げず踵から足を着く必要があります。
これは一定の軸を作ることで お身体のブレを少なくするのです。
膝が曲がると
その曲がる角度によって接地面の距離が変わってしまいますが
膝を伸ばして踵から着くことで骨をロック出来るのです。
骨の長さは変わらない為 毎回同じ歩行動作が可能になります。
このように中立で歩くことで自律神経が整うのです。
皆さんもぜひ実践してみてください。
本日も最後までお読みいただき感謝いたします。
治楽院よう
院長 福田 侑司(フットマスター)
https://seitai-you.jp/