こんにちは。
いつもお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルスの影響で色んなお店が休業に入り、生活が不便になりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は愛用のランニングシューズの踵の減りがひどくなり、買い替えたいけど行きつけのスポーツショップが休業していて困っていました。
そこで思いついたのが、インターネットで見つけた靴の踵の修理用補修材を使って自分で修理をすることです。
今回は靴の踵の修理レポートをしつつ、修理前と後で足首の歪みがどう変化するのかをご紹介していきます。
スポーツシューズの見切り時
いつの間にか減ってしまう靴の踵ですが、スポーツシューズの踵の減りはどのくらいが限界なのでしょうか?お気に入りの靴だと、ついつい「まだ大丈夫」と消耗の限界まで引っ張って履き続けてしまいますね。
スポーツシューズの踵の減りの限界は、一層目の硬めのゴム素材が無くなったら替え時です。
なぜなら、その下のスポンジのような柔らかい素材の層が出てきてしまうと、靴を履いて体重がかかった時に、その部分が潰れて重心がズレやすくなります。ここで生じるズレは、足首の歪みの原因になり、全身の姿勢の崩れにつながって腰痛やひざ痛を引き起こしてしまいます。
修理に出すにしても、この異なる性質の素材の境界までは修復ができないので、不可能ではないにしても、靴の機能は取り戻すことはできなくなります。それなので、お気に入りのスポーツシューズであれば、このゴム素材の部分がなくなる前に修理に出すようにしましょう。
踵がゴムの層を超えてすり減っている
自分で靴の踵の補修
そのような見方だと、本来であれば今回の靴はお別れをするべきですが、緊急事態なので特別に修理をしました。
すっかり写真を撮り忘れていましたが、この補修剤には紙やすりと成型用のプラスチックのシート・ヘラが同梱されていました。
修理の手順は簡単です。
①修理箇所の汚れを落とす
②紙やすりで修理面を整える
③補修剤を付けて成型する
④2日くらい乾かす
これで完成です。
初めてなので、平らに補修することはできず不安の残る仕上がりでしたが、すり減っていた部分を簡単に盛ることができました。
補修剤
補修後のシューズ
修理前後の履き心地は格段に向上!
さて、肝心な修理後の履き心地です。
慣れない作業で、外側に向かっての傾斜を完全に解消できなかったものの、乾いて固まった補修材に適度に強度があるので、外側へ重心がズレる不快感をかなり解消することができました。
靴を履いた時の画像を比較しても一目瞭然です。
これでしばらくは繋げそうです。
はだしの状態
踵の補修前
踵の補修後
まとめ~靴へのこだわりは健康へのこだわり~
今回は緊急事態ということもあり、本来ならば買い替える予定の靴を自分で補修をしてみました。
見栄えや履き心地には少し難点が残りましたが、補修前に比べて格段に重心がズレる不快感が減り、歩きやすさが向上しました。
実際に画像で比較してみて納得です。靴の消耗具合が姿勢や歩き方に大きく影響する実感がありました。
姿勢や歩き方は日々の積み重ねです。不具合があると、例え痛みや不快感がなくとも、将来に必ず体調不良となって返ってきます。正しい姿勢や歩き方には靴の状態を整えることも大切な要素になります。
正しい姿勢や歩き方を靴から見直したい方は、足の専門家である私たち全国のフットマスターにご相談下さい。
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