新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ご家庭、お仕事、地域活動等に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
未だにコロナの終息が見えない中、コロナ疲れによる健康への悪影響が危惧されています。
先の見えない不安やストレスによる心への悪影響はもちろんですが、
自粛期間が長引き、運動不足による身体への悪影響も大きくなります。
特に歩く機会が減ることは、足の重要な機能を阻害する恐れがあります。
足の重要な3つの役割
足には重要な役割が3つ有ります。
・体重を支える
・歩きをスムーズにする
・血液を心臓に送り返す
自粛期間が長引き、おうち時間が多くなれば、歩く機会が減ります。
足首を動かす機会も減少し、ふくらはぎのポンプを効率よく利用出来ず
足の3つ重要な役割が阻害されます。
足の役割を正常に保ち健康を維持するためにも、今こそ「正しい立ち方」、「正しい歩き方」を再確認する必要があります。
正しく歩くためには「正しい立ち方」から
正しく立つためには、バランスポイントに重心を乗せることが重要です。
「バランスポイント」とはかかとの少し前で、内くるぶしと外くるぶしを結んだ真ん中です。
この位置に体重が乗せられるようになると、無駄な筋力を使わなくても自然に立つことが出来ます。
足首の歪みを防止するだけでなく、身体のパフォーマンスも向上します。
「正しい歩き方」のポイント
・重心をバランスポイントに乗せる
・ひざ、足首、脚の付け根をしっかり伸ばすこと
・できるだけ全身の力を抜くこと
が非常に重要になります。
このことを念頭に「正しい歩き方」を改めて確認しましょう。
①ひざをしっかり伸ばしてかかとから着地する。
踏み出した前足を着地する時は、つま先を進行方向に向け、しっかりとひざを伸ばします。
ひざに適度なロックがかかることで、足首が安定し、ひざ、骨盤、腰のねじれを防止します。
②後ろの足首、脚の付け根を伸ばし、前脚に重心をのせる
着地時に後ろの足首をしっかりと伸ばすことで、推進力が生まれます。
更に、後ろ脚を地面に残すような意識で、脚の付け根を伸ばします。
鼠径部を伸ばすと重心が安定し、腰のねじれを防止でき、前脚への体重移動が
スムーズになります。前脚のくるぶし、ひざ、腰、肩、耳が一直線になるようにします。
③地面を蹴らずに後ろ足首を伸ばす
後ろ脚を前脚のひざにこすれるようにして前へ出します。
スムーズに重心移動が出来れば、無駄な筋力を使わずに、
ふくらはぎ、太ももの張りを防ぎます。
④ひざを伸ばしてかかとから着地する
つま先は進行方向に向け、かかと→小指→親指の順に体重移動します。
・歩行時の体重移動の順番 ①→②→③の順番で体重を移動させます。
(かかとから着地して、かかとに乗った体重はかかとから小指の付け根にかけてのアーチで衝撃を緩和して、
小指の付け根から親指の付け根へと移行。)
世の中は大きく変わってしまいましたが、人の根本は変わりません。
今すべきことは、現状を悲観したり、誰かを非難したりするのではなく、
コロナ後の世界をイメージして、準備をすることが必要だと考えます。
コロナ後の世界を良くするためにも、人々の健康が必要です。
正しい歩き方は、最高の健康法です。まだまだ我慢の時期は続きますが
コロナ後の世界に備えるためにも、正しい立ち方、歩き方で乗り越えましょう。
überボディメンテナンス
高橋篤史
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