こんにちは。
いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染予防のため、外出を自粛されている方が多いかと思います。
そんな中で増えているのが、今までの健康習慣…例えばスポーツジムやヨガ教室などへの通いや、整体・マッサージでの定期メンテナンスなどが途絶えてしまったことによる、ギックリ腰や寝違えなどの急性の痛みです。
痛くなってみて「意外と健康の役に立っていたんだぁ」と、改めて認識されている方がとても多くなってきています。
これからますます自粛・閉鎖を決断をせざるを得ない整体・スポーツジム・体操教室などが増えてくることが予想されます。いざ痛くなったら頼る先がなかなか見つからないという状況になりかねません。
こんな時に、家でもできる簡単セルフケアとしてオススメなのが青竹踏みです。今、おうちになくても食料の買い出しついでに百均に行けばプラスチック製のものがあるし、インターネット通販でも安く手に入ります。
今回は、青竹踏みの効果と使い方についてお伝えしていきます。
青竹踏みで姿勢を改善
姿勢の改善を考える時に、足の裏の感覚はとても大切です。立っているときに、姿勢のバランスを取っているのは足の裏だからです。
足の裏にはメカノレセプターと呼ばれる高性能のセンサーがあります。メカノレセプターが足に掛かる圧力などを検知して、姿勢がまっすぐか、傾いていないかを脳に伝え、体のバランスを保ちます。
ところが、年を重ねたり運動不足になると、この足裏のセンサーが鈍くなってしまいます。すると、脳に送られる姿勢が崩れている情報量が少なくなり、姿勢が悪くなります。その結果、足腰や首肩の筋肉が凝ってきて、ギックリ腰や寝違えの原因になるのです。
これに対して、青竹踏みで足の裏に刺激を与えると、センサーの働きが回復し、脳に姿勢を正すための情報がスムーズに送られるようになります。そのため、青竹踏みをすると姿勢が良くなり、首肩や足腰の凝りが緩和します。
青竹踏みで腰痛やむくみを改善
「青竹踏みがいいとはよく聞くけど、痛すぎて踏めないんだよな」と思っている人はいませんか?そんな人ほど青竹踏みで土踏まずを刺激しすると、腰痛や足のむくみの改善効果も期待できます。
筋肉は筋膜という膜で包まれており、筋膜は全身を覆っています。例えて言えば、全身タイツのように筋肉の層の上を筋膜が覆っているのです。それなので、一か所が凝り固まってくると筋肉が硬く縮こまるので、筋膜にシワができて他の場所を引っ張り出します。このような状態になると、痛くなるのは凝っている場所とは限りません。引っ張られている場所も痛くなることがあります。
この構図でいうと、実は土踏まずの筋肉が硬く凝り固まっている人は、筋膜を通じて、ふくらはぎや太ももの裏、お尻、腰などが筋膜を通じて引っ張られており、それぞれの場所の血行が悪くなり痛みやむくみを感じている可能性があるのです。
それなので、土踏まずの筋肉の硬い人は最初は痛いかもしれませんが、イスに座って踏むなどして圧力を弱くして徐々に慣らしていくと、腰痛やふくらはぎのむくみの改善につながります。
青竹踏みのポイント
青竹踏みは5分ぐらいを目安に、青竹踏みのみに集中するのもよし、テレビを見たりしながら「ながら」で行うのもよしです。自分のやりやすいように行うことが長続きのコツです。
青竹踏みのオススメの時間帯は朝晩です。
朝、顔を洗うのにかがんだら腰がピキッとなった経験のある人は、顔を洗う前に、歯磨きをしながら、ニュースを見ながら、青竹踏みをして土踏まずをほぐしておくと、ギックリ腰を防ぐことができます。
また、日中にヒールの高い靴を履いて足がむくんでいたり、営業で歩き回って足がだるかったり、座り仕事で足が冷えやすい人は、夜のお風呂上りに行うことがオススメです。このような人は日中に足裏の筋肉に負担がたまり、足の血行が悪くなっているからです。これらの症状があり寝つきが悪くなる方は、5分の青竹踏みをすることで眠りが深くなることも期待できます。
1日に何度でもやって大丈夫ですが、痛気持ちいいくらいの圧で行うのがオススメです。あまり痛い場合は無理せずに、イスに座って圧を弱めて少しずつ慣らしていきましょう。
まとめ~青竹踏みで自粛生活でも足腰を快適に!~
青竹踏みというと何となく古く臭く聞こえるかもしれません。
しかし、足の裏を青竹踏みで刺激することは、全身の筋肉の凝りをゆるめ、姿勢を正す足の裏のセンサーの機能を高めることができます。
しかも、お金がかからないし簡単に誰でもすぐに行えます。
ぜひ外出自粛で体が固まってきている方は、長期戦を乗り切るためのセルフケアの一つとして取り入れてみて下さい。難しい局面ですが、みんなで元気に乗り越えましょう。
私たちフットマスターは
・土踏まずの歪みを矯正するオーダーメイド矯正インソールの製作
・足腰に負担のかからない靴選び
・重心を使った体に負担のない新保式ボールウォーキング
を皆様にお伝えしています。
足からの健康のことなら、私たちフットマスターにご相談下さい。
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