よつ葉整骨院院長
柔道整復師
フットマスター
さとう式リンパケア、MRT(筋ゆる)、セラピスト
SS健康法セラピスト
靈氣サードアチューメントの山下です。よろしくお願いいたします。
今回はいよいよ、雪駄や下駄、草履での歩き方を考えてみようと思います。
下駄などの特徴はなんでしょう?
鼻緒だけで足の動きと連動している。
下駄などを選ぶ際には踵が半分ほど下駄などから、はみ出すようなサイズを選ぶ。
最大の特徴は、まさにこの踵がソールからはみ出るをいうことですね。
他の履物ではあり得ない特徴です。
この独自の特徴から歩き方を考えていきましょう。
なぜ、踵がはみ出るサイズを選ぶのかというと、見た目でかっこいいということもあると思いますが、
機能的には、先ず、靴のように足が覆われていないので足と下駄などの一体感がない為、
踵を持ち上げて蹴り出すような歩き方をしてしまうと、
後から遅れてついてくる下駄などが大きく足底に当たるので
大きな音がしてみっともないというのがあると思います。
昔は今のように道路も舗装されていませんから、
足元が悪いときにははねっかえりで着物の裾やお尻が汚れてしまうますね、
そういう実用的な目的があります。
さて、では下駄などではどのように歩けばいいのでしょうか?
バランスポイントは我々フットマスターがお教えしているポイントより若干前か、同じくらい。
接地のタイミングでは、踵はソールより出ていますから踵が汚れてしまいますから、
当然、踵接地ではありません。
接地は踵ではなくつま先のほうに荷重がかかります。
つま先で接地するというよりは、足の裏全体で接地する感じになります。
荷重時も下駄などの上に乗っている面全体で荷重するようなイメージになります。
そして、蹴り出し時はほとんど地面を蹴り出して、踵を上げるような歩き方はしません。
足を少し持ち上げた状態で地面と平行に足を進める感じになります。
前述したように、音がなるとみっともないし、
跳ね返りのこともあるので自然とこういう歩き方になります。
高々、100年ほど前までは我々日本人はずっとこういう歩法で1000年以上歩いていたのです。
フットマスターは靴での歩き方のプロフェッショナルなので、
靴での歩き方として踵接地からの歩き方も指導していますが、
下駄などでの歩き方は全く別の理論での歩行になります。
ワタクシは和事を習ったり、お座敷や落語を聴きに行くときや会食などの時に
着物を着て出かけますが、
そういう時にふと、我々のDNAには下駄や雪駄、草履などを履いているときの
この歩行に対する進化のようなものが
刻まれているのではないのだろうか?などと思い、
靴を履く時間を極力減らしてみようかしら?と思ってきたり
あの子供の発達の弊害にしかならない、上履きという悪しき風習をやめて、
子供たちに草履を履かせたら
どれだけ素晴らしいことが起こるだろう、などを思ったりするので、
今回の連作を書いてみました。
つまり、一番書きたかったのはこの記事だということです!
よつ葉整骨院 院長
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