足はお身体を支える大切な土台。
その土台である足が衰えるとそれが万病のもとだと
昔からよく言われてきました。
私たちの足には、大きく分けて3つの重要な役割があります。
『あし』と言っても漢字で書くと『足』と『脚』があり
英語でも『FOOT』と『LEG』に分けて表現されます。
『足』『FOOT』は 足首から先のこと。
『脚』『LEG』は 股関節から下のことを指します。
今回お話するのは『足』『FOOT』の事です。
私たちの身体を支える土台となる 重要な足。
その足に課せられた重責についてお話します。
体重を支える
動物の中で 2本足で立つのは人間だけ。
他の動物は 体重を4本の足で支え、
その4本足でバランスを取って前に進んだり、敵から身を守ったり、生きる為の動作をします。
それに比べ、私たち人間は たった2本の足で直立して体重を支えながら日常の生活を行う為
その負担は相当なものです。
足裏と地面の接地面積は 体表面積のわずか1%と言われており、
例えるならタバコの箱1箱分程度。
これだけの面積でどのようにバランスを取っているかと言うと
親指の付け根、小指の付け根、かかとの真ん中の3点を使って
まるでカメラの三脚のように立っているのです。
そして これらの3点を結ぶラインを『アーチ』と呼び
このアーチがきちんと保たれる事によって、安定して立つ事ができます。
歩きをスムーズにする
以前 こちらのブログで書かせていただきましたが
人間の身体にある208個の骨のうち
その4分の1の 56個が足にあり
腱や靭帯、関節や筋肉と複雑に関係し合って機能するのが
私たちの『足』なのです。
足の関節の複雑な動きの組み合わせによって
足首を伸ばしたり曲げたり、
また足の内側や外側に体重がかかったりします。
そういった動きの組み合わせによって、
歩いたり立ったり走ったりするのです。
歩行時に着地した衝撃を吸収し
それを推進力に変え、
無駄な力を使わずに次の一歩を出す役目をしているのがアーチであり
足の関節の働きなのです。
この足のアーチが崩れ、関節の動きがスムーズでなかったりバランスが悪いと
疲労を招いたり、膝や腰、背中や肩や首の痛み、そして頭痛などのお身体の不調に繋がります。
足のアーチは、年齢と共に関節が緩んだり、靴の間違った選び方で 足裏の筋力が弱まる事により
歩く度に、歩いて着地する度に、足首が内側に倒れやすくなるのが人間の構造です。
内側に大きく足首が倒れてしまうと、親指に荷重が乗ってしまい、
そのまま前進するといつの間にか外反母趾を助長する事にもなりかねません。
血液を心臓に送り戻す
立ちっぱなしだったり、長時間座りっぱなしでいると
血液が心臓より下に滞っている状態になります。
血液は 酸素や栄養をお身体の隅々に運ぶ大切な役割を担っていますので
下半身だけに留まるわけにはいきません。
となると 重力に逆らって、下半身にある血液を心臓に送り戻す必要があります。
それが、つま先の背屈と底屈という動きによって
足首を使ってふくらはぎを弛緩・収縮させる事です。
背屈とは『つま先を上げる』こと。
底屈とは『つま先を下げる』こと。
歩くごとに つま先の上げ下げを繰り返すことで
ふくらはぎの筋肉が まるで牛の乳搾りのような状態になって
筋肉がポンプ代わりをしてくれて
血液を心臓に送り返してくれるのです。
これがうまくできないと、下半身に血液が滞り
足がむくんだり、お身体全体の血流が悪くなることで低体温を引き起こすなど
様々な症状を招いてしまいます。
つま先の上げ下げは、私たちの身体全体の血流を促進し
むくみやコリやしびれや痛みなどの外的症状だけでなく
内臓の働きにも大きく関係してきます。
だからこそ、足のアーチを常にニュートラルな状態にキープし、
つま先の上げ下げや、足首が正しく使われる事が
私たちの健康を維持するために、最も重要なケアとなるのです。
これらを叶える『オーダーメイド矯正インソール』
これらの重要な役割を最大にサポートし、
インソールを靴に入れて歩くだけで
それが歩く度に 最高の治療法となります。
健康の秘訣は、私たちの身体を支える『足』にある事。
その足を守るのは靴。
自分に合った正しい靴を選び、正しく歩く。
そしてお身体と足に合わせて作製するフットマスターのインソールがあれば
毎日踏み出す一歩が大きく変わります!!!
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南青山『足から治療院』Creare
代表 新保 泰秀
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