今年は、異常な暑さが続いていますね。
熱中症や暑さ対策。
みなさんは、どんな工夫を採り入れていますか?
先日「フルーツ酵素つくり」に挑戦してみました。
暑さに負けない抵抗力を、体内で生み出すためには、
身体の中の微生物たちの協力が不可欠です。
紀元前ギリシアの医聖、ヒポクラテスの言葉です。
「食べもので治せない病気は医者でも治せない」
「人間は生まれながらにして100人の名医を備えている」
「100人の名医」って誰でしょう?
それはきっと、免疫力、自然治癒力の事だと思います。
人間の身体は、自分で治せる力を持っている。
免疫細胞のおよそ7割が腸内に生息しています。
最近「腸内フローラ」がクローズアップされ、発酵食品がブームになっているのも、
腸内環境を整えて体内の微生物に活躍してもらい、免疫力を高めるなどの効果が得られるからですね。
さて、この免疫力アップをはじめとする若返りメッセージを全身に届けている、
骨から分泌されるホルモン「オステオカルシン」が注目されています。
骨も新陳代謝(ターンオーバー)をしています。
古くなった骨を「破骨細胞」が溶かし、
溶けた部分を埋めるように「骨芽細胞」が新しい骨を作ります。
「オステオカルシン」は骨芽細胞が活発になるほど、よく分泌されるのです。
新しい骨を生み出すホルモンが全身に与えるメッセージは、
骨を作るだけでなく全身に「若返り効果」をもたらします。
・「免疫力アップ」→がん細胞の抑制
・「記憶力アップ」→神経細胞を活性化して、記憶力や認知機能を高める
・「筋力アップ」→筋肉を増やす
・「ダイエット効果」→血糖値の抑制、肥満細胞の抑制
・「アンチエイジング効果」→活性酸素除去、コラーゲンの生成
骨芽細胞が活発になると、これら「オステオカルシン」の恩恵を受けられます。
これを使わない手はありませんね。
骨芽細胞が活発になるのは、「骨に衝撃を感じた時」です。
衝撃といっても、激しい運動をする必要はありません。
前に出した脚の膝を伸ばして「踵で着地」を意識して歩いてみましょう。
歩くだけで、骨ホルモンが活性化していくことでしょう。
また、正しく歩くためのウォーミングアップとしてご紹介している
「足前後タップ」も、踵に適度な衝撃を与えるのに適しています。
前に出した足のつま先と、後ろの足の踵を同時に上げる動きをリズミカルに行います。
踵とつま先を同時に動かすことで、脳→神経→筋肉の連動が生まれ、
無意識にふくらはぎを使うことができるようになります。
踵を意識して、骨ホルモンを活性化!
免疫力、抗酸化力、筋力、記憶力、みんなアップしてアンチエイジング。
外部環境に影響されにくい健康な体になって、暑い夏を乗り越えましょう!