いつもフットマスターブログをお読みいただきありがとうございます。
フットマスターの鈴木学です。
靴がきつく感じたり、足のだるさを感じたときに起きているからだの変化、
『むくみ』。
みなさんも経験されたことがあると思います。
今回は足の『むくみ』について、見ていきます。
足の『むくみ』の種類は、
『むくみ』が元に戻る一時的に起きるものと
常にむくんでおり慢性的のものがあります。
生活習慣に気をつければ解消する『むくみ』もありますが、
病院での治療が必要な病気が原因になっている場合もあります。
ここでは、『むくみ』が起こる原因について書いていきます。
なぜ『むくみ』が起きるの??
体内の血液の流れを確認してみます。
心臓から全身に送られる血液は、動脈を通じて末端の毛細血管まで運ばれ、
静脈を通じて再び心臓に戻っていきます。
足に運ばれてきた血液は重力に逆らって心臓に戻ります。
そのため、ふくらはぎの筋肉がポンプのような役割を果たして血液を心臓に送っています。
また、血液を効率よく心臓に戻すために足の静脈には逆流を防ぐ弁があります。
こうした働きにトラブルが起こると、血液が足にたまってしまい、足がむくみます。
女性は筋肉量が男性に比べて少ないのでむくみが起きやすい傾向があります。
『むくみ』の原因
一過性のむくみは、ほとんど、生活習慣の影響によって起こるようです。
慢性的なむくみの場合には、早期の治療が必要な病気が原因になっている場合もあるようですので、
早い段階で病院で受診されると良いと思います。
一過性のむくみが起こる原因
横になっている時には足の血液が重力の影響を受けずに心臓まで戻ることができますが、
立っている時には、重力の影響で体の中で1番下に位置する足に水分が溜まっていき、
夕方や夜にむくみやすくなります。
『むくみ』が起きるその他の生活習慣の原因を挙げます。
①同じ姿勢で長時間過ごす
同じ姿勢を続けていると、ふくらはぎが動かないため足の血液が心臓に戻りにくくなり、むくみが起こります。
立ち仕事やデスクワークで起こりやすいむくみです。
②運動不足
運動不足などでふくらはぎの筋肉が衰えていると、ポンプの役割を十分に果たすことができず、むくみが起きやすくなります。
③ダイエット
たんぱく質が不足するなど、ダイエットで栄養が偏るとふくらはぎの筋肉が衰え、むくみを起こしやすくなります。
④塩分の摂りすぎ
塩は水分を保持する性質を持っているため、塩分を摂りすぎると不必要な水分をうまく排出できず、むくみを引き起こします。
⑤栄養の偏り
ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)、ビタミンB1、たんぱく質が不足するなど栄養の偏り。
⑥過度の飲酒
アルコールは血管内脱水の作用を持っているため、過度の飲酒により体は水分を失って血液の濃度が高まります。
すると、体はその濃度を下げるために血管内に水分を取り込んでバランスを保とうとします。
この水分がむくみを引き起こします。
⑦代謝の低下
体温調節のための発汗は、水分代謝機能であり、自律神経によってコントロールされています。
エアコンの効いた温度変化のない環境に置かれると、自律神経の働きが鈍くなっていきます。
それにより水分代謝機能が低下し、むくみにつながります。
⑧冷え
血行不良が起こると、毛細血管まで届く血液の量が不足して血液が滞り、
冷えとむくみを引き起こします。
⑨生理や妊娠によるむくみ
生理前に増える黄体ホルモンは水分を体に溜めやすくするため、むくみやすくなります。
また、妊娠時もホルモンの働きによってむくみやすくなる時期のようです。
特に、①②は、
ふくらはぎがしっかりと動くような歩き方やシューズ選び、インソール選びがとても大切です。
・足先がしっかり曲がるシューズを選ぶこと
・ふくらはぎがしっかり動くように、足首をからだ本来の位置に矯正するインソールを使うこと
が重要なポイントとなります。
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フィールフィールド株式会社
代表鈴木 学
http://www.feelfield.co.jp
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