みなさんは自分の足の指をじっくり見たことはありますか?
ご相談に来られた方の足です。
老若男女、千差万別ですが小指に注目してください。
・小指の爪がきちんと生えていない
・小指の爪が生えているけれど色が悪い
・小指が外側を向いている
・小指が曲がっている
・小指のカタチが変
小指の爪が、他の指に比べて小さかったり、外側を向いている方、とても多いです。
本来、5本の指をすべて使って「大地を踏みしめるように」立てればよいのですが、
横を向いてしまっている小指はフットプリントにも写りません…
皆さん、腰痛やひざの痛みという問題を持っていらっしゃいました。
小指の爪の生え際には「太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)」という経絡のツボがあります。
経絡(けいらく) とは、東洋医学の概念で 経穴 (ツボ)とツボを結ぶ通り道のことで、
生きるために必要な氣血の通り道と言われています。
「太陽膀胱経」は目頭からこの小指の爪の生え際までつながる、一番ツボの数が多い経絡です。
目頭~眉~頭を通って後ろへ回り、首から背骨に沿って
背中、腰、臀部、太ももの裏側(ハムストリング)、膝裏、ふくらはぎ、足首、踵から小指へと、
姿勢を保つのに重要な所を流れています。
小指の爪がきちんと生えていなかったり、横を向いてしまっているという事は、
「太陽膀胱経」の氣血がうまく流れていない事のサインといえます。
氣血の流れが悪いと、血行が悪くなり筋肉が硬くなります。
筋肉の硬結は関節の可動域に制限を生み、骨格のバランスも崩れてくる。
崩れたバランスを保つために無理がかかった所が痛くなる。
痛みをかばって身体の使い方も歪んでくる。
身体の歪みはクセとなって蓄積されていきます。
駅での風景。
立ち方もいろいろですね。
あなたの立ち方が、あなたの足を作っています。
身体が発しているサインから、クセに気づき修正していくことが、
痛みや不調をなくしていくことにつながります。
新保式ボールウォーキングでは、脚の後ろ側の筋肉を使って歩きます。
「太陽膀胱経」の流れている「足首」「ふくらはぎ」「ハムストリング」を使い、「膝裏」を伸ばします。
正しく歩く事で氣血の流れも良くなるのです。
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そして、忘れてはいけないことは「足首」の歪みを整えることです。
小指の向きだけが変わるわけではありません。
元をたどれば「足首」に歪みがあるのです。
外反母趾、内反小趾の原因にもなっています。
小指の爪がサインを表しているなら、足首の状態から確認してみませんか?