フットマスターの治療院には、日々大勢のクライアント様が来院されます。
どこに行っても不調や痛みが改善しなかった方が、
驚くべき変容を遂げた実例を二つだけ紹介させていただきます。
皆さんがおっしゃる共通点はひとつ。
『まさか 足首に原因があったなんて!!!』
腰の手術を3回!それなのに腰痛と足の痺れが治らない!
もう20年近くも脊柱管狭窄症により、腰痛に悩まされていた、30代後半の男性Aさんの実例です。
Aさんは既に40件近い病院で診察を受け、さらには3回も腰の手術を受けていました。
様々な整体院や整骨院、マッサージなどに行きましたが
改善の兆しがなく、4度目の手術をしようかと悩んでいるところ、
お知り合いからのご縁で、当サロンにお越しになりました。
私のサロンでは最初に、足首の歪みはもちろん、
足と靴のサイズを測り、ご本人の足に合っているか、正しい歩き方をしているか、足の状態も診ます。
その時にAさんが履いていた靴は28.0㎝。
しかし足のサイズを測ってみると、なんと25.5㎝だったのです。
甲高・幅広の足のAさん。
Aさんにとっては28.0cmの靴が当たり前だったのです。
実はこの靴が大問題!!
自分に合った靴を履いていると、靴が屈曲する部分と足が曲がる部分が同じ位置にくる為、とても歩き易いです。
ところがAさんの場合、あまりにも靴が大きい為、靴の曲がる部分に指先が当たってしまい、
指が曲がるところで靴が曲がらないので、どうしても歩きづらさが生じてしまうのです。
それを何とかカバーしようとして、足首や骨盤をねじって不自然な歩き方を続けた事が腰痛の根本的な原因でした。
原因は“足”にあり。
まずは正しいサイズの靴を買い、足首の調整をし、歩き方を指導させていただきました。
そして『オーダーメイド矯正インソール』を作製し、足首をニュートラルな状態に矯正していきました。
ご本人も大変驚いておりましたが、腰痛は改善に向かい始め、内面もみるみる変化。
腰痛が辛くてお仕事を休んでしまった時期もありましたが、今は症状が改善して、無事にお仕事に復帰されています。
胃痛がひどくて 胃腸科・心療内科を受診しても改善しなかった!
柔道整復師が胃痛を改善?!
正確には胃痛を直接治療したわけではなく、足首の治療をする事で胃の調子が良くなった男性のお話です。
急性大腸炎、流動性食道炎と胃腸科で診断されたBさん。
そこから5年間薬を飲み続けたものの、MRIを何度撮っても何の異常も見当たらず。
常に胃腸の痛みに耐えながらの生活で、ついには仕事を続けられなくなるまで悪化し続けたBさん。
画像診断で答えがなかったので、ついには心療内科の受診を勧められました。
でも心療内科で処方されたのは、、、抗うつ剤です。
胃腸薬と合わせて1日30錠ものお薬を飲んでいらっしゃいました。
胃痛はひどく、思うように食事もできなかった為、ガリガリにやせ細ったBさん。八方ふさがりの状態となり、
そんな折にご親戚の方のご紹介で私の元を訪れました。
まずはいつものように、Bさんのお身体全体と足の状態を診ました。
すると左足が右よりも随分長かったのです。
さらに、足関節がゆるくて内側に落ちるという、
いわゆる扁平足でした。
歩くたびに骨盤が左右異なった動きをする為、骨盤内にある胃腸にも大きく影響していました。
足の長さが左右違うので、着地する時の足首の使い方も当然のことながらアンバランスでした。
Bさんも、石膏で足型をとって『オーダーメイド矯正インソール』を作製し、
足首の治療から始まり、歩き方、立ち方、そしてBさんの身体と足に合った靴をお伝えさせていただきました。
私が伝えたことをしっかりと取り組んでくださり、
治療を始めて2か月後には、1日3回も服用していた鎮痛剤を飲まなくても済むようになりました。
ご両親からも『明るくなったね』と言われたそうです。
長年苦しんできた胃の痛みからも解放され、彼も心の荷が降りたのでしょう。
胃腸の不調、その原因全てが足首の歪みにあるとは言い切れませんが、
彼の場合は足首の歪みによって骨盤も歪み、内臓を刺激していた事が大きな原因だったようです。
今回はお二人の症例をお伝えさせていただきました。
『まさか足首に原因があったとは、、、』
そうおっしゃるクライアント様は他にも大勢いらっしゃいます。
それほどまでに、足首は健康の原点となるのです。